キレイに樹木のライトアップさせる術(3)

 

 

樹木の葉の「色味」と光の「色温度」


3つ目のポイントが、樹木の葉の「色味」と光の「色温度」の関係です。「色温度」とは、簡単に表現してしまうと光の色味のことです。空の色を想像してもらうとわかりやすく、夕暮れ時のようなオレンジっぽい色味のときは「色温度が低い」と表現し、お昼時のさっぱりとした青白い空のような色味のときは「色温度が高い」と表現します。そして光だけではなく樹木にも種類によって色味が異なったり、季節の移ろいによって変化します。そんな光と樹木の色味を合わせて照明を選ぶことで、カラーコーディネートの面でもワンランクアップした光の演出に仕上げることができます。


通常の樹木の色味の違いでいうと、一番生い茂っている季節でも黄緑、緑、深い緑、シルバーがかった色などがありますが、黄緑や緑系では電球色を合わせ、深い緑やシルバーがかった色などにはより白色に近い光(昼白色や白色)などを合わせるのもオススメです。


一方、季節のイベントに合わせたライトアップをしたいときには、桜のような薄ピンクや白い色には白っぽい色(昼白色や白色)、紅葉には色温度をグッと下げて電球色よりも赤っぽい光で照らしてあげると、樹木の色味が際立ちます。

 

樹木を美しくライトアップするポイントや、シチュエーションに合わせたライトアップの方法をご紹介しました。

皆さんもお庭の樹木をライトアップして、自分だけの素敵な夜のお庭をつくりませんか?

 

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