賢い屋外照明の選び方。【屋外照明のタイプ編】
住宅の屋外照明にはどんなタイプがあるの?
住宅の屋外照明にも、設置場所や目的によってさまざまな種類のものがあります。主にどういった屋外照明があるのかと、それぞれの役割や特徴、選び方のポイントなどを見ていきましょう。
1)ガーデンライト
ガーデンライトとは文字通り庭に設置する照明のことを言います。せっかく庭造りをするなら、日中だけでなく日没後も照明で植栽や花壇、外壁などを照らして美しさを楽しめるようにしたいもの。そんな夜の庭を演出する楽しみは「ナイトガーデニング」と呼ばれ、SNSなどで人気を呼んでいます。 庭を美しく照らし出すのが主な目的ではありますが、日没後の庭での安全性や防犯性を高めることにも役立ちます。
2)ポーチライト
ポーチとは一般的に玄関先の庇がある空間のことを指します。もっと広く門扉から玄関までの空間全体を指す場合もあります。ポーチライトは、玄関の外に設置されポーチを照らす照明のことで、「玄関灯」とも呼ばれます。
ポーチライトには、玄関先を明るく照らすことで夜でも歩きやすくする役割がありますが、ほかにも防犯効果やエントランスの雰囲気づくりにも大きく関わります。 庇があるとはいえ外に設置する照明なので、屋外用の防雨型の照明を選んで設置するのが大切です。
3)門柱灯
門とは外と住まいの境界線上に設ける出入口のことで、門柱とは本来、門の両サイドにある2本の柱を指す言葉です。しかし近年は塀や生垣でしっかりと敷地を囲わないオープンエクステリアが人気で、本来の意味の門を設けない住宅も多いです。こうした場合に、表札やインターホン、ポストなどといったアイテムを設置するための建造物のことを「機能性門柱」と呼んでいます。
門柱灯は、門柱や門柱まわりを照らすための照明です。表札を見やすくする形で設置するケースが多いので、「表札灯」と呼ばれることもあります。 壁付けタイプや門柱の上部に設置するタイプ、埋め込みタイプ、ポールタイプなどさまざまな形状の照明が用いられます。
4)勝手口灯
勝手口とは、玄関とは別に設置される家から外への出入り口のことを言います。従来はキッチンに設けられることが多かったのですが、近年ではキッチンが独立していない間取りの住まいが多く、設置しないケースも多いです。
一方で、従来のゴミ出しや買い物後の搬入などといった目的にとらわれず、子育てやアウトドア趣味、ペットなどの利便性のために玄関とは別の家族だけが利用するための勝手口を設けるケースなどは増えています。 こうした勝手口に設置する照明が、勝手口灯です。基本的に実用性を重視する場所なので、照明についても必要な明るさや機能(自動点灯・消灯)に注目して選ぶのがおすすめです。
5)エクステリアスポットライト
屋外照明として、壁付けや床置きのスポットライトを使用することもあります。植栽や花などをライトアップしたり、壁にスポットライトの灯を描き出したりと、さまざまな活用方法があります。
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