アウトドアリビングのススメ3:アウトドアリビングを作る場所
アウトドアリビングを作る場所
アウトドアリビングを作る場所に明確な決まりはありませんが、間取りとしてはリビングの隣に作ることが最も活用しやすいです。調理をする場合も、キッチンの近くである方が食器の運び込みも楽になります。
また、リビング横に作ることで、室内からの景観も広く感じられます。子ども部屋や寝室の横に作ると利用しにくく使う頻度が減ってしまうため、リビング沿いのスペースに作ると良いでしょう。
〇1階の庭に作る
戸建て住宅であれば利便性のいい1階にリビングを作り、リビングに面した庭を利用してアウトドアリビングを作る方が多いでしょう。
リビングのフローリングに近い色のウッドデッキを施工し、窓を開放したらひと続きの空間になるような使い方は、リビングをより広く感じさせてくれます。1階にアウトドアリビングを作る場合は、近隣からの目隠しをあらかじめ計画することが重要です。
〇2階のバルコニーに作る
住宅街などで1階の陽当たりが期待できない場合は、リビングを2階に配置する間取りも増えてきました。このようなときは、2階のリビング横のベランダを利用してアウトドアリビングを作るといいでしょう。
近隣住宅の2階からの視線はありますが、道路沿いではないため1階の庭に比べると開放感があるのが魅力です。1階と比べると植樹などが難しいため、上の実例のような人工芝を敷くとよりアウトドア感を盛り立ててくれるでしょう。
また、階層が上がると遮るものが少なくなり風が強くなることも多いので、台風も含めた風対策が必要です。安心して楽しめるように設備を工夫し、近隣への配慮を行うことが注意点でしょう。
〇屋上テラスに作る
1階や2階にアウトドアリビングを作るスペースがない場合は、屋上の空間をあらかじめアウトドアリビングとして計画するのもおすすめです。土地が限られている場合や部屋数に限りがある場合などには、もう1つの空間として屋上を思う存分楽しめます。
新築で住宅を建てる場合は、屋上緑化を考えてみるのもいいでしょう。以前は台風などの強風で土壌が飛ばされる問題がありましたが、技術が進化してこのような問題も少なくなってきました。
屋上緑化は、屋根への直射日光を防いでくれるため家全体の断熱性をあげてくれます。また、ヒートアイランド現象を和らげてくれるので、自治体によっては補助金を出しているところもあります。
屋上でのアウトドアリビングは遮るものがないため、より開放感を味わえます。星を眺めたり花火を見たりと、アウトドアならではの理想的な時間を過ごせるでしょう。
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