郵便ポストはどこにつけるの?【玄関に埋め込む編】
利便性か?家の性能か?
さて、前回は郵便ポストを家の近くに設置した場合のメリット・デメリットをお話ししました。
その他に郵便ポストは庭やアプローチに設置するだけでなく、家の壁に埋込むこともできます。
それでは次に郵便ポストを埋込んだ場合のメリット、デメリットをお話してみましょう。
玄関に埋め込んだ時のメリット
郵便ポストを玄関に埋め込んだ場合は、雨に濡れず、また外気に直接ふれることなく郵便物を取ることができるようになるというのは大きなメリットです。
冬場の寒い日や雨が降っている日なんかは特に重宝できそうです。
また、郵便物を取るのに外に出ないので、家着やパジャマ姿でも問題ありません。
このように郵便ポストを玄関に埋め込んだ場合、かなり使い勝手が良くなり、とっても便利になるので埋め込みのポストがNo.1。設置場所のベストのようにも感じますが、その一方でかなり大きなデメリットもあるのです。
玄関に埋め込んだ時のデメリット
郵便ポストを玄関に埋め込む場合、の一番のデメリット。それは家の断熱、気密性能が落ちてしまうということです。家の一部に穴を開けることと同じなので、家の断熱、気密性能はかなり落ちてしまいます。その結果、どれだけ断熱性能を考えた家を作ったとしても、一気に性能が下がってしまいます。
そのため郵便ポストを玄関に埋め込むと使い勝手は良くなりますが、反対に家の性能面を犠牲にしてしまうため、これからより家の省エネ性能が求められる時代になることを考えると、ちょっと採用しづらい設置方法(場所)と言えます。
アパート(集合住宅)などでも玄関とポストが一体になった物をよく目にしますが、玄関付近が寒く感じるのも外気が家の中に入ってきているのが原因です。
家が建ってから玄関がスースーすると思ったらポストが原因だったということは避けたいものです。
玄関に埋め込み型のポストを設置する場合、家の断熱性能を重視か? それとも利便性を重視か?
かなり難しい選択肢ですね。
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