2024年 12月 10日
キレイに樹木のライトアップさせる術(1)
お庭や外構をデザインする時、樹木を取り入れてお住まいでも自然を楽しめるようにするご家庭が増えてきています。そんな樹木を夜も楽しむために照明計画(ライトアップ)を考えることは非常に大切です。
せっかく樹木などの植物を照らすのであれば、いちばん美しく見えるようにしたいものです。
さて、今回からお庭と樹木のライトアップを考えるためにポイント3つをご紹介します。まずは今回は1つ目のポイントです。
ポイント1 樹木の「高さ」と光の「明るさ」を考えましょう。
1つ目のポイントは、樹木の「高さ」に合わせた「明るさ」の照明を選ぶことです。
樹木の高さに対して明るさが弱いライトを選んでしまうと樹木の先端まで光が届かず少し物足りない演出になってしまいます。逆に、樹木の高さに対して明るすぎるライトを選んでしまうと、照らしたい樹木以外のところにも光が飛んでしまい、自分のお家からライトの光が眩しい状態(グレア)になってしまい、ご近所のお家にまで光の眩しさが飛んでしまう原因になります。
では、お家によく植えられている樹木に対しては、どれくらいの明るさが最適なのでしょうか。
たとえば、新築のお家などで、樹木をお庭の目隠しとして取り入れるときによく用いられる樹木の高さは2m以上のものです。2m以上とざっくりと言っても樹木は成長や剪定を繰り返すものです。
樹木が成長しても最適な明るさ(住宅の場合:約70lx)で照らせる期間が長くなるように、樹木の種類によってどれくらいの大きさまで成長するのかを想定したうえでライトを選びましょう。
次回ポイント2は、樹冠の「広がり」と光の「配光角」のお話です。
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